ひとりごと


2002年6月20日

日本人の責任の取り方【その2】

 前回の日本人の責任の取り方【その1】を執筆してから、約1ヶ月となる。当時管理人は大物政治家の逮捕は秒読み段階である と思っていたので、ひとりごとのタイトルをそれを見据えてその1としていたがあれから1ヶ月たってしまった。 やはり、一国の舵取りを担う国会議員の逮捕であるのでよほど慎重に捜査をしたから時間がかかってしまったのだろう。 しかし、この政治家は打たれ強いというか根性がしっかりしていというか違う意味で感心してしまう。他のスキャンダル議員らは そうそうに辞めてしまった。もちろん未練はあるだろうが、潔いイメージにしていかなければならないので次回選挙の為に早く決断 せざるを得なかったかもしれない。ところで昨日逮捕された大物政治家は、次回選挙での当選はあり得ないと判断ししがみついたので あろうか。ここでふと考えると前者議員にしても、後者の議員にしても結局、公職につきながら自分の良心に基づく行動ではなく 自己利益を判断材料にしていることはいっしよである。  話はかわるが、ちょっといじわるな理論で国民に与えた反応より考察してみることにすると、前者の国会議員はそうそうに辞めて しまったので何が原因かはっきりしないまま辞めてしまっているので追求の手が及んでいない、しかし後者、逮捕された議員は 、しがみつくことにより自らの恥を国民の前に露呈することとなり、また逮捕という派手な出来事でまさに悪い見本の代表、 言い換えれば悪の枢軸とでも言うべき状況をさらしたことにより、本人は責任をとったという考えはないであろうが 結果的には責任の取っているのではないかと考えるしだいである。今回の事件により地元業者との癒着構造は軽減されるのか、または もっと巧妙になり地下へと潜ってしまうのかはわからないが、いい方向へと進んでいくきっかけとなってほしいと思う。 でもサッカーが負けて国民がいらいらしている時期に逮捕とはタイミングが悪いとしかいいようがない。


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