ひとりごと
2003年12月7日
ドラマの感想文
1昨日、アイドルの闘病記を見た、何の関係もない人が見たらどう思うのだろうと正直思った。 ところでこのとあるアイドルはM5らしいのだが彼女の場合すんなりと寛解に入り、GVHDが限りなく少ないと思われる、母親からの移植という通常では信じられないくらいラッキーなパターン、実は私も同じ型でも、私の場合は一発で寛解に入らず 、二回目で入ったのではないかということで、地固め1回やったら寛解からはずれてしまった。 その後は現状維持、生命維持ともいうかもしれないが、そのまま移植突っ走った、そう皆さんが 怖がる非寛解期移植というものである。私から見れば寛解の状態で移植できることはなんて幸せなのではないだろうかと思ってしまう。ドラマでは、子供が産めなくなることをクローズアップしていたが、 当時すでに凍結卵子の実験医療は始まっていたはずで、インターネットで調べれば、仮退院のうちに対処はできたのではないだろうかと思う。話は変わるが、私はおせっかいな性格なので、当時同じ病院で精子保存をためらっていた仲間がいたのでみんなで説得して移植直前ギリギリ間に合ったということがあった。(もし見ていたらごめんなさい、話ちゃいました、でも誰のことかわかんないでしょう)、 確かに闘病中で体の調子が悪く精神的にまいっているとしても、ある程度は真剣にいろいろと考えば、 違う方策もあったのではないかと思うが。 ドラマの出来といえば移植後の地獄が描かれていないという毎度のパターンにはまってしまっているのは残念であったが、移植すれば助かるかもしれないという実例が身近なアイドルという題材でわかりやすく表現されていた事は評価できるし、テレビ初登場の生存率のグラフも一般にはわかりやすいのでないかと思う。 でも正直、70パーセントの生存率があるということはうらやましいと思った。私の5年生存率はとある移植学会の数字によると*パーセントという書きたくもない数字、可能性は場合によっては逆となることがあるが、出来る限り良い可能性のほうを選んだ方が自分の為、家族のためであるということはわざわざゆうまでもないことであるが。