Yasuの特殊な病状についての説明


 闘病日記を読んでいただくにあたり管理人の特殊な病状について説明が必要であると感じたため記載することとします。 まず1点、発病時の見ていただくとわかるように普通の白血病患者の場合、末梢血に芽球がありますが管理人の末梢血には 芽球がありません。実は末梢血で現れてこないにもかかわらず骨髄中にはあるのです。 簡単に説明すると癌化した白血球が骨髄からは出てこないタイプのようです。つい最近専門書で調べたところM3の一部にみられる との記載を見つけましたが管理人の型はM5aなのでかなり特殊な例であるということ。他のホームページの闘病記を読んだり 同病の仲間、数十人の話を聞いても発病時に白血球が減少したとの事実は確認できなかったこと。したがって管理人は特殊な 病状であると思われること。第2点めとして骨髄移植時、通常メジャー抗原とDR座あわせて6座一致させるのが普通でありますが 、管理人の場合なぜかC抗原まで一致させている、すなわちドナーさんと7座一致で移植している点が他の移植された患者さんと 異なる点であります。ある本屋で移植関係の専門書を立ち読みしたところGVHDの発現、再発との関係に関する文献が紹介されていた ぐらいであるので数は少ないらしい。以上の点を踏まえると一般の闘病中の白血病患者さんがみられるとあまり参考にならないところと 思われますが、末梢血中には正常の白血球しかないということは生体防御反応との相関関係を調べるのには興味深いデータ であるともいえます。


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