第一次大戦(戦闘開始へ)


 戦闘開始とはいうものの初めて受ける化学治療は本当にこんなもの入れていいんだろうかと思った、というのは告知を受けて受け入れた はずだったのが本当に白血病なんかになんたっんだろうかという疑問を持つ自分がいたからだった。

 よく往生際が悪いとか言うがやっぱり人間そんなものなのです。

 JALSGなる研究参加する旨を承諾したのち二種の抗ガン剤を投与が始まった。

 感想、やっばり普通の癌に使う抗ガン剤量より白血病に使う抗ガン剤量のほうが多いので自分が医療従事者としてみてきた患者よりも 自分のほうが苦しそうだった。

*注意、説明等 1、JALSGとは白血病を研究するグループのことでよりよい治療法を模索しています。年によってプロトコル が変更されていくようです。 2、通常の癌の場合は骨髄抑制が出ない程度でやめます。骨髄抑制がでるのは通常の癌の場合副作用といいますが、 われわれの病気の場合は骨髄自体をやっつけなければならないので、これは薬理作用にカウントします。 3、副作用の発言頻度は量に依存します。よって白血病の場合使う量が多いので通常でないような副作用がでることが考えられます。 副作用の出やすい場所としては抗ガン剤は細胞分裂の激しいところを攻撃しやすいように作ってあるのでガン細胞以外の比較的細胞 分裂の早い骨髄細胞、消化管粘膜も攻撃します、すなわちそれにより貧血、吐き気、下痢などが起こるわけです。


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